四季めぐるの評論日記

自分の好きなことを書いていきます

沖縄県 全国旅行支援体験記 ~ワクチン接種3回未満の場合~

2022年10月15日〜16日、全国旅行支援を使って沖縄を旅行しました。 今回はそれを記録するものです。これから旅行する皆さんの参考になればと思います。 なお各県によって旅行支援の条件が違います。あくまで沖縄の場合ということをご了承ください。 目次 1.…

琉球舞踊 四つ竹

琉球舞踊になじみのない人でも『四つ竹』を知っている人はいるのではないだろうか。黄色の紅型と「琉球花笠」と呼ばれる赤い花をモチーフにした帽子を被った女性が踊る舞踊である。『四つ竹』は、祝儀舞踊で御座所で踊ることのできる喜びを表した舞踊である…

原神 スメールの世界樹についての考察

2022年8月24日、ついに原神ver3.0が実装されます。あと2日ですがもう待ちきれそうにありません。PVや今ででている情報からスメールのストーリーを妄想していこうと思います。結論から言うとスメールには世界樹と呼ばれる巨大な木があります。スメールの神は…

『海辺のエトランゼ』聖地巡礼紀行 ~沖縄のエトランゼ~

海にて 私は沖縄の海辺に立っていた。青い空と高い雲。海の向こうには島があり深青に染まっている。真ん中にはエメラルドグリーンの海。まるで筆で絵具を弾いたように所々に群青がちりばめられている。そして、手前にくれば不純物を含まない無色透明な水。そ…

『海辺のエトランゼ』京屋の間取りの特定に成功しました。

京屋の間取りってどうなっているのだろう。何回目かの映画『海辺のエトランゼ』の鑑賞でふと思いました。映画では京屋という民宿が主な舞台となっています。キャラクターたちが縁側に佇んでいるシーンが、何度かあります。しかし、庭や景色が違っていること…

『春風のエトランゼ』3巻、4巻感想 ~愛やがて変容す~

「大丈夫だよ」その言葉にどれだけ救われただろう。 わたしの「春風のエトランゼ」が好きなところはどんな生き方も肯定するところだ。駿のゲイであるけれど、そんななかでも生きようとしている。そして、駿が好きになった実央も同じだ。周りのひとは、攻撃す…

『春風のエトランゼ』紀伊カンナ 1~2巻感想 ~メランコリーと駿~

メランコリーと小説家は切っても切れない関係にある。そう説いたのは文芸評論家の三浦雅士である。メランコリーすなわち憂鬱のことだ。三浦は著書『メランコリーの水脈』で三島由紀夫や筒井康隆などの作家を例にあげ、いかにその作品に鬱が表れているかを説…

Rosas「Rain」の不思議な魅力

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル率いるベルギーの舞踊団「Rosas」。作品のひとつである「Rain」という作品がある。「Rain」は、2020年のコロナ禍に期間限定で配信された。この記事はそのときに書いたものに加筆・修正したものだ。「Rain」は不思議な魅…

お弁当はおにぎりでよいという提案

皆さんは、お弁当を作るだろうか。職場の人を見ているとほとんどの人はコンビニで買ったパンや弁当を食べている。やはり、毎日お弁当を作るのは難しいのではないか。しかし、コンビニ弁当も毎日食べていれば、食費もバカにならない。そこで、私がおすすめし…

映画『海辺のエトランゼ』は駿の救済ストーリーである。

*この記事は映画『海辺のエトランゼ』のネタバレを含みます。 どうも最近『海辺のエトランゼ』にハマっている。一昨日始めたブログの初めての記事と今回の記事、2回連続でエトランゼのことを書くぐらいには。何故だろう。この作品は駿と実央ふたりのイチャ…

映画『海辺のエトランゼ』における手を握りしめる表現

*この記事には2020年に公開された『海辺のエトランゼ』のネタバレを含みますのでご注意ください。 はじめに アニメ映画『海辺のエトランゼ』を見た。沖縄の離島を舞台に、ゲイで小説家の卵の橋本駿と母親をなくしたばかりの知花実央の二人の青年の恋を描い…